学術機関の機関リポジトリから学習教材に関するメタデータを集約したOERリポジトリの事例
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学術機関の機関リポジトリから学習教材に関するメタデータを集約したOERリポジトリの事例
目次
公開元URL
OERリポジトリ
https://oer.nii.ac.jp/OERリポジトリ利活用ガイドライン
https://nii-rcos.gitbook.io/oer-repository-guideline実施担当者
長岡千香子、古川雅子、孫媛、林正治、朝岡誠、芹田具子、山地一禎(国立情報学研究所)、重田勝介(北海道大学/Open Education Japan)、武田俊之(関西学院大学)
概要
近年、大学教員等の教育者が教育活動の中で作成した資料や授業の動画自体を Open Educational Resources(以下、OER)として公開する取組が、国内外で実施されています。自身の教育活動で利用する教材を探す教育者や自学用の教材を探す学習者が適切なOERを検索できるようにするために、国立情報学研究所では国内のOERのメタデータを横断検索できるOERリポジトリ(試行版)を開発、公開しています。
OERリポジトリは、以下の2種類のメタデータを収集し、登録しています。
- Open Education Japan*1に加盟する団体が自機関のプラットフォーム上で公開しているOpenCourseWareのメタデータ
- 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)*2にデータ提供している日本の学術機関の機関リポジトリに、教材として登録されたメタデータ(JPCOARスキーマの資源タイプが「learning object - 教材」であるコンテンツのメタデータ)
このOERリポジトリにメタデータを登録する方法についてまとめたOERリポジトリ利活用ガイドラインでは、各機関の機関リポジトリ登録担当者が、OERを登録する際、JPCOARスキーマに沿ってどのようにメタデータを入力すると教材としての検索性が高まるのか、スキーマ項目ごとにまとめています。
*1 Open Education Japan(OE JAPAN):日本におけるオープンエデュケーションを担うNPO団体。大学や企業など、構成会員団体の間でオープンデュケーションに関する情報共有をはかるほか、国際的なオープンエデュケーション普及団体 Open Education Global と連携し、世界的なオープンエデュケーションの活動に参画している
*2 学術機関リポジトリ・データベース(IRDB):日本国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツのメタデータを収集し、提供するデータベース・サービス